タロット占いは当たるのか?

占い

タロットカードとは

 タロットカードは、大アルカナと呼ばれる22枚のカードと、小アルカナと呼ばれる40枚のカードと、コートカードと呼ばれる16枚のカードで構成されています。
 大アルカナでは人の精神の成長過程を表現され、小アルカナでは精神が成長する時に起こる出来事、コートカードでは成長するために出会う人が表現されています。
 古代ギリシャ哲学では、物質的な世界を構成するものは、風、火、水、土の四大元素だと言われていましたが、小アルカナと、コートカードにはこの四大元素が描かれており、それぞれ1~10までの数字がふられています。

占いは胡散臭い?!

 占いが胡散臭いと言われる理由として、心理学的には主に以下の3つの理由があります。 

  • 確証バイアス:自分に都合のいい情報だけを集めて自分の先入観を補強する現象
  • バーナム効果:誰にでも該当するあいまいで一般的なことを自分だけに当てはまると考える現象
  • コールド・リーディング:外見やしぐさなどから相手の感情を読み取る技術

 占いは確かにこのような側面がありますが、実はこれは占いに限らず日常生活やビジネスの現場でも人が無意識に行っているものでもあります。
 多くの占い師さんは、悩みを軽くして幸せに前進していって欲しいという思いから占いをしていますが、中にはこれらの現象を占いに意図的に利用して、高額な金銭を支払わせたり、不安をあおり依存させてしまうなどの行為を行っている占い師さんももしかしたらいるかもしれません。
 そのような行為は、占いではなく詐欺師と言えます。
 占いの本質は、不安や悩みに対するアドバイスです。悩みや不安を解消し、自分の人生を充実させる、人生を切り開く一つの道具として効率的に利用していただければ嬉しいです。

タロット占いが当たる理由

 これは個人的な考えなのですが、人の心が成長していく過程、その過程で持つ悩み、体験する出来事は個体差や起こる出来事の大小の違いはあれど、同じ法則があるのではないかと思っています。多くの心理学者が、人間には発達段階、成長していく段階がありその際に乗り越えるべき問題があるというの理論をからも推測できます。
 人が、年齢を重ねいろいろな実体験をすればするほど、相手に共感できたり、こんな経験や思いをしているのは自分一人しかいないと思っていても、実は同様の体験や思いをしている人はたくさんいたりするのもその所以と言えます。
 占い師は、人が体験しうる精神の成長過程が描かれているタロットを利用し、人の悩みや不安を予測したり、明確にして、解決に向けてのアドバイスをしていきますが、その場で偶然に選ばれたカードは偶然ではなく、未来を予測したり悩みや不安を解消するために必然的に選ばれたカードと捉えます。そしてその人にとってとても意味あり、ヒントやサインを与えてくれるカードだと解釈します。
 心理学者のユングが提唱したシンクロニシティという言葉があります。例えば、友達とある人の話をしていたらその人が現れたとか、虫の知らせと言われる人間の意識はつながっていて、シンクロニシティが起こっているのだと解釈しています。タロット占いは、このシンクロニシティという偶然の一致の可能性を信じているところがあります。
 そんな不思議な偶然に興味がある方は、ぜひお遊び気分でタロット占いを受けてみてください。
 何かあなたが成長する上でのヒントが見つかるかもしれません。

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